1巻完結おすすめ漫画|優しくて不思議な世界を感じられる5作品

1巻完結おすすめ漫画 漫画

シュールだけどなんだか懐かしい、淡々としているけれどほっこりするなど、優しくて不思議な世界を感じられる漫画をご紹介します。
1巻で完結するので、スキマ時間に読んでみませんか?

『8月のソーダ水』コマツシンヤ

とある海辺の町に住むリサの日常がオールカラーで楽しめるSFファンタジー作品。

海、砂浜、ビー玉、ラムネ、ガラスのバイオリン、貝殻……! 夏。だけど暑苦しさは一切なくとても爽やかな風を感じます。青と白は特に美しく、想像力あふれる絵を見ているだけでも心が洗われます。
なんだか心が疲れたなと思ったときに読んでほしい一冊です。

ちなみに『8月のソーダ水』はもちろん、コマツシンヤさんの作品は本当にどれもおすすめです。夢を見ているような幻想的で優しい世界がお好きな方はぜひ。

『書道教室』筒井秀行

逆プロポーズに失敗した圭は、骨折したおばあちゃんの代わりに書道教室の先生になることに。
圭と、書道教室に通う個性的な生徒たちの日常にクスっと笑ってしまいます。

第一話の初っ端からシュール! 大きな起承転結があるわけではないのに、先が気になってしまう脱力系のギャグ。言葉選びのセンスは抜群で、中でも、好きなことを書いてみてと言われた生徒たちの書いた言葉がどれも絶妙です。

何がどうした? と声に出してしまいそうな、どこまでもゆるっとした空気に包まれたい方は一度お試しを。

『かもめのことはよく知らない』中田いくみ

とある海辺の町を舞台に、さまざまな淡い恋の様子が収録されたオムニバスストーリー。どのお話も短く大きな展開はないものの、どれも懐かしさと甘酸っぱさが同居していてほっこりさせられます。

表題の「かもめのことはよく知らない」では、かもめのような眉毛の女の子が気になる男の子の物語。好きだけど悪く言っちゃう感じや、目が合ったらドキッとしちゃう感じに、心くすぐられました……!

『NEOCAT』青化

人間と同じように暮らす猫(ネオ・キャット)と、人間の交流を描いた短編集です。

愛らしい猫たちの姿にほっこり。それでいて哲学的で淡々としたシュールな雰囲気に惹かれるものがありました。そして、ほぼ人間、だけど時折垣間見せる猫らしい彼らの行動がクセになります。

個人的におすすめしたいお話は、キャバ嬢猫の明美ちゃんと、彼女の売り上げをナンバーワンにしようと奮闘するアツヒメが活躍する「キャット・ラブ・クラブ」。
いやほんと、こんなクラブがあったら通っちゃうよ~! って、心の中で思いましたね。オチも猫らしくて好きでした。

『春と盆暗』熊倉献

少し変わった女の子と、いまいちパッとしない男の子の、ちょっと不思議な恋模様。現実世界の物語でありながら、想像力を掻き立てられるファンタジーさを持つ作品です。

単行本の帯に「どうして君みたいなエイリアンを好きになってしまったんだろう。」って書いてあったんですけど、まさにその通りな内容でした。
モヤモヤしたときに月面を想像し、そこに道路標識を投げる――。抽象的ながら心地のいい独特の雰囲気が良いなと思った作品でした。

しかしあれですね。感想を言葉にするには私の語彙力が足りない……。

時間がないときにサクッと読もう

どの作品も1巻で完結します。時間がないときにぜひ読んでみてくださいね。

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