甘い香り漂うアップルパイの絵本をお届けします。
家族の作ってくれたアップルパイ、自分で作ったアップルパイ。さまざまな「美味しい」「楽しい」が詰まっていますよ。
アップルパイ以外のパイにまつわる絵本も、番外編として最後にご紹介しています。
『カメくんとアップルパイ』
サルくんの誕生日に材料を持ち寄ってアップルパイを作ろうと、仲間たちは急いでいます。でも、最初に家を出たカメくんがまだ到着していなくて……?
たくさんの動物たちが登場。みんなパーティーに似合うおしゃれをしています。アップルパイの作り方も分かる、なんだかおなかがすいちゃう絵本です!
最後に到着したカメさんの持ち物は一体……?
『わけありリンゴのアップルパイ』
リクくんのお母さんの誕生日、お父さんはプレゼントに指輪を買おうとしていたのに、台風被害に遭ったリンゴ農園にお金を募金してしまいます。
指輪の代わりに傷のついたリンゴを持って帰ってくるけれど……?
お父さんとリクくんの掛け合いにほっこりする絵本です。
プレゼントの代わりにアップルパイを作る2人。お母さんは喜んでくれるのでしょうか?
『おばあちゃんのアップルパイ』
マーガレットは、おばあちゃんが大好き。だけど、おばあちゃんは少しずつ記憶を失っていきます。いつしかアップルパイの作り方も、マーガレットのことも忘れてしまい……。
おばあちゃんと孫の女の子がアップルパイを作るお話? と思って読んだら、まさかの展開に驚きました。
切ないけれど、家族の優しさと温かさを感じられる素敵な絵本です。
『すてきな すてきな アップルパイ』
アップルパイはどうしておいしいの?
その理由を探りながら、食の大切さを教えてくれる作品です。アップルパイの魅力がこれでもかと詰まっていますよ。
文章を担当しているのは詩人の寮美千子さん。リズムの良い美しい日本語にもうっとりしちゃいます。
『ワニくんのアップルパイ』
無性にアップルパイが食べたくなったワニくん。だけど、そんなときに限ってお店がお休みだったり売り切れだったり……。
それならば、と自分で作ろうとしますが――?
「ワニくん」シリーズの一冊。「今すぐ〇〇を食べたい!」って気持ち、痛いほど分かります(笑)
ワニくんのアップルパイへの思いは通じるのでしょうか? オチも「あるある!」が詰まっていて、ユーモアあふれる絵本です。
『アップルパイをつくりましょ』
アップルパイを作るために材料を買いにマーケットにやってきたのにお店はお休み……。
女の子は、すぐさまヨーロッパ行きの船に飛び乗りました!
とにかくスケールの大きいアップルパイ作り! 新鮮な材料でアップルパイを作るために、女の子が世界中を回ります。
とても贅沢で夢いっぱい。巻末のレシピをみながら実際に作ってみたくなること間違いなしです!
『アップルパイはどこいった?』
ヤギさんが「アップルパイを買ってきた」とブタさんに言います。
でも、その手には何もありません。一体何があったのでしょうか――?
ヤギさんにいろんな質問をするブタさんは、答えを聞いてどんどん想像を膨らませていきます。
本当の話なの? アップルパイは結局どうなったの!? と、読みながら先が気になっちゃいますよ(笑)
『パパがやいたアップルパイ』
詩人の谷川俊太郎さんが訳した、どんどん文章が修飾されていく「つみあげうた」絵本。
「これは パパがやいた あまくて あつあつ アップルパイです」という文章に、どんどん新しい説明が追加されていきます。
あつあつのアップルパイができるまでに、どれだけの恵みを受けているのか……。壮大な文章と、少ない色で描かれた特徴的な絵が魅力です。
番外編 そのほかにもあるパイの絵本
アップルパイ以外の「パイ」にまつわる絵本はこちら。
『おばあちゃんのかぼちゃパイ』
「ティモシーとサラのえほん」シリーズ。かぼちゃのパイと、おばあちゃんとの思いで話にほっこりしますよ。
『パイがふたつあったおはなし』
「ピーターラビットの絵本」シリーズ。ねずみのパイにまつわるお話です。
『エルマーとブルーベリーパイ』
ブルーベリーパイをもう一度食べたい妖精エルマーが奮闘します。
美味しいアップルパイを食べながら…
ぜひアップルパイを食べながら読んでみてくださいね!