喫茶店が舞台のおすすめ小説|コーヒーの香り感じる名作

喫茶店が舞台のおすすめ小説 本・書籍

なんだか忙しくて心に余裕がない……。そんなときには、人と人との温かい交流を描いた小説はいかがですか?

さまざまな悩みを持つ人に寄り添ってくれる、喫茶店が舞台の小説をご紹介します。
疲れたときに読んでほしい、心が癒やされるおすすめの作品ばかりです。

レトロ喫茶おおどけい/内山純

東中野にある、大きな時計のある喫茶店が舞台。そこに訪れ、老店主ハツ子に悩みを打ち明けた人々が不思議な体験をします。

まずもう、表紙の大きなメロンクリームソーダのイラストが良い。表紙買い待ったなしです。

過去にタイムスリップする、ちょっと不思議で優しい物語でした。読んだ後にはなんだか前向きな気持ちになれます。

1話ごとに登場する懐かしの喫茶店メニューも、どれも美味しそうです。

純喫茶パオーン/椰月美智子

祖父母が営む喫茶店に訪れる孫の物語。日常のちょっとした謎にも迫る連作ミステリーです。

こちらも表紙買いしてしまった作品。
孫の成長していく姿や、喫茶店の客のやり取りに心がホッと温まりました! これはもう、癒やし系デトックス小説です。

ミステリー要素はあるものの、推理小説のように難しいトリックがあるわけではないので、ライトに楽しめます。

あ~~、ナポリタンが食べたい!

満月珈琲店の星詠み/望月麻衣

「占星術」がテーマのファンタジー作品。

満月の夜にだけオープンする満月珈琲店で、ネコのマスターや店員が美味しいスイーツを提供し、疲れた人々の心を癒やします。

SNSでイラストレーターの桜田千尋さんを知り、なんて美しくて神秘的なスイーツを描く方がいるんだ! と感激したことを今でも覚えています。
それをきっかけにこの小説のことを知り、読んでみたらがっつり心を掴まれちゃいました。

お話が面白いのはもちろん、美しいスイーツのイラストを眺めるだけでも楽しいです。

喫茶とまり木で待ち合わせ/沖田円

喫茶店で待ち合わせる人々のそれぞれの物語。少しずつお話が繋がっているので、関係が分かりやすくて良いです。

個人的には、ハンドメイド好きな男子高校生のお話が一番好きでした。カフェとか美容院に置いてあるアクセサリーって、つい見ちゃいます。

こんな喫茶店があるなら、ぜひ通ってみたいものです。

純喫茶トルンカ/八木沢里志

下町に佇む喫茶店トルンカに関わる、つらい過去を抱えた人々の3つのお話。切なくも優しく愛にあふれた人間模様が垣間見えます。

切なさやほろ苦さはありつつ、読後は爽やかで気持ちの良いお話でした。読みやすくてあっという間に読了。

本作を読むときは、ぜひコーヒーを片手に。

疲れた心をそっと癒やそう

喫茶店が舞台の小説をご紹介しました。

コーヒーを淹れて部屋で読むもよし。電車の中で少しずつ読むもよし。実際に喫茶店に行って読むのもおすすめですよ。

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