北欧の暮らしやグッズに興味のあるあなたにおすすめしたい! フィンランド製作の映画「オンネリとアンネリ」シリーズについてご紹介します。
「オンネリとアンネリ」シリーズとは
映画の原作は、フィンランドで愛されている児童書。幼い女の子オンネリとアンネリが、身の回りで起こる不思議な事件を解決していきます。
カラフルで温もりあるイラストが特徴的で、想像力を掻き立てられる物語にも惹かれました。
いやぁ、子供の頃に出会いたかった作品です。もし読んでいたら、絶対にこの世界に憧れていたと思いますね〜!
主な登場人物
オンネリ
演:アーヴァ・メリカント
アンネリと仲良しの黒髪の女の子。たくさんいる兄弟の真ん中っ子。
アンネリ
演:リリャ・レフト
オンネリと仲良しの金髪の女の子。離婚した両親の間を行ったり来たりしている。
バラの木夫人
演:エイヤ・アフヴォ
上品な老婦人。オンネリとアンネリに家を売った。
ゴォ・リキネン
演:ヤッコ・サアリルアマ
優しい警察官。絵を描くのが上手。
ウメ・ボーシュ
演:ヨハンナ・アフ・シュルテン
オンネリとアンネリの家のお隣さん。夫が亡くなってから暗い色の服に身を包んでいる。
ノッポティーナとプクティーナ
演:エリナ・クニヒティラ、キティ・コッコネン
オンネリとアンネリの家のご近所さん。魔法が使える姉妹。
映画「オンネリとアンネリ」シリーズのあらすじ
劇場版3作品のあらすじと魅力をご紹介します。
オンネリとアンネリのおうち
ある日「正直者にあげます」と書かれた封筒を拾ったオンネリとアンネリ。そこにはたくさんのお金が入っていました。しかし、お金に興味のない2人は、元あった場所に戻そうと引き返します。
すると、水色の家の中から老婦人が出てきました。自分のために作ったはずの家が、手違いで2人の女の子用に作られてしまったそうで、売りに出すのだと言うのです。
オンネリとアンネリは封筒に入ったお金を渡し、自分たちだけの家を買うことに!
バラの木夫人から買った家は、まるでオンネリとアンネリが暮らすことが初めから決まっていたかのように、何もかもがぴったり。洋服も家具も食べ物も揃っていて、夢のようです。
何もかもが可愛い! カラフルでキラキラした北欧グッズがそこかしこに詰まっています。
物語では、2人と周囲の人々との交流や、お金に困っているアイスクリーム屋さんが起こす騒動が描かれます。
オンネリとアンネリはご近所さんたちと仲良くなれるのか? そして、突如訪れるトラブルにどう立ち向かうのか? ぜひ見てみてください。
オンネリとアンネリのふゆ
雪が積もる冬。2人の家で過ごしていたオンネリとアンネリの元に、小さなお客さんがやってきました。手のひらサイズの小人プティッチャネン族の一家は、自分達の家を作ってもらうためにバラの木夫人を訪ねて来たと言います。
夫人の居場所が分かるまで、オンネリとアンネリの家で過ごすことになった一家。ところが、ガソリンスタンドの奥さんが小人たちの存在に気づいて……!?
乗っていた車が故障してしまったプティッチャネン一家は、オンネリとアンネリの家にあったドールハウスで生活することになります。
一方、南の国に住むことに憧れるガソリンスタンドの奥さんは、お金になりそうな小人たちを見つけようとオンネリとアンネリに近づきます。
見ているうちに、なんとなくどんな展開になるかは読めてしまうのですが、3作の中では一番ハラハラする展開でした。
小人がドールハウスに住むって、それだけでワクワクしますね〜!
オンネリとアンネリとひみつのさくせん
オンネリとアンネリの家の前でに、身寄りのない子供たちが暮らせる「子供の家」が建ちました。「いい考えね」と思いきや、規律を重んじる所長ミンナ・ピンナによって、子供たちは番号で呼ばれて管理されている様子。
あるとき、自由のない生活から抜け出すため、少年ペッキが施設から脱走します。施設の現状を聞いたオンネリとアンネリとは、子供たちから自由を取り戻すべく、秘密の作戦を決行することに。
ミンナ・ピンナが今作での悪役的な立ち位置になりますが、個人的には憎めないキャラクターで好きでした!
ペッキから没収したUFOの本にハマっちゃったり、咳をする子供たちのためにオニオンミルクを作ったり。しかめっ面ではあるものの表情はくるくる変わるし、クスッとしちゃいました。
子供の立場からしたら、遊びも何もなくて掃除ばかりしてる生活なんて絶対嫌ですけどね。
さて、ミンナ・ピンナを追い出すためにオンネリとアンネリが奮闘する今作。その作戦はなんとも不思議で、だけどとてもハッピーなものでした。個人的には一番好きなお話です。
癒やされる!ファンタジー溢れる物語に心躍る
色々ツッコミどころはあるけど、そこを追求するのはヤボってもの。心躍る不思議な魔法と優しさに溢れている物語に癒やされました。見始めたときは、子供2人で家を買うってどうなの? とは思いましたけどね(笑)
また、いろんな騒動が起こるものの、心からの悪人がいないのも本作の特徴です。最後は必ずハッピーエンドを迎えるので安心して見ていられます。
(でもまぁ、泥棒とか、人の家に嘘ついて上がり込んで家具を漁るのはダメだろう! とだけは言っておきたい)
日常では味わえない世界を感じたい方におすすめです。また、小さなお子さんがいる方も家族で見てみてはいかがでしょうか。